ご葬儀のご案内

ご葬儀について

ご葬儀を実施することは非常に大切なことです。
曹洞宗では葬儀を実施した際に、故人が仏弟子になると考えられています。
仏弟子とはお釈迦様のお弟子、即ち菩提寺の住職のお弟子になっていただく事であります。ご両親が我が子にはこんな人間になって欲しい、こんな人生を送ってほしいと願いを託して付けて下さったお名前が我々の俗名であり、そしてその人が生きてきた道程、功績お人柄を偲び尊んでお授けするのが仏名(お戒名)であります。
また、「故人を仏の弟子にするための儀式」を行う必要性があり、具体的には、故人が亡くなってから、枕経、通夜式、葬儀と、1度だけでなく何度も御経をお唱していきます。なぜ繰り返し御経を唱えるのかというと、故人がみな立派な仏の弟子となり浄土すなわち天国へと登れるように手助けになるからです。

ご葬儀の流れ

  • ご逝去のご連絡(まずはお寺にご連絡ください)
  • お通夜ご葬儀の日程調整
  • 面談(お戒名を授けるにあたってのご面談)
  • お通夜
  • ご葬儀(引き続き初七日)
  • 火葬場にて読経
  • 初七日

ご法要のご案内

ご法要について

ご法要(ご法事)は仏となった故人を偲び、冥福を祈るために追善供養する為の行事です。感謝の念をもってご家族、ご親戚、ご縁有った方々でお勤めいただきます。ご法要を勤めることにより故人様が繋げてくれたご縁に感謝をし、今の自分自身を顧み、あらためて自分にとっての幸せというものについても考えさせていただける機会となります。ご自身はもとより、子供さんやお孫さん、そしてさらにその先の人々の幸せを本当に願うのであれば、その思いと同様にご先祖様への報恩感謝の思いを大切にし、ご法要をお勤め頂きたく願います。当寺では、特別に菩提寺(貴家専属のお寺)をお持ちでないご家族の年回ご法要をさせていただきます。菩提寺がお住まいの地より遠方にあり、菩提寺に出向くことが難しい場合には、当寺が貴家菩提寺に代わり法要させていただきます。この場合、必ず貴家菩提寺のご住職に連絡をされご了解をしていただくようお願いします。

令和七年 年回表

年忌 逝去年
和暦 西暦
一周忌 令和六年 2024年
三回忌 令和五年 2023年
七回忌 平成三十一年/令和元年 2019年
十三回忌 平成二十五年 2013年
十七回忌 平成二十一年 2009年
二十三回忌 平成十五年 2003年
二十七回忌 平成十一年 1999年
三十三回忌 平成五年 1993年
三十七回忌 昭和六十四年/平成元年 1989年
四十三回忌 昭和五十八年 1983年
四十七回忌 昭和五十四年 1979年
五十回忌 昭和五十一年 1976年

ご法要の流れ

  • ご法要希望日のご連絡
  • 正式申込
  • お塔婆申込(一週間前までに)
  • ご法要(ご法要後墓処へ)
  • お斉(お食事)

ご準備していただく物

年忌法要

・お供物 (菓子折・果物盛かご)
・献花 (ご本堂用花1束又は1対【長さは80㎝位】・墓前用花1対)
・お位牌  ※任意で構いません
・遺影 (お写真、お仏壇に飾られている物で結構です)
※任意で構いません
・墓参用お線香※こちらで用意致します。

四十九日法要

・白木のお位牌
・塗りのお位牌 (開眼・魂入れのお勤めをいたします)
・新しくお仏壇を設けられる際は、御本尊様 (お仏像、又はお掛け軸)
・献花 (ご本堂用花1束【長さは80~90㎝位】・墓前用花1対)
・お供物 (菓子折・果物盛かご)
・遺影 (お写真、お仏壇に飾られている物で結構です)
※任意で構いません。

施食会について

当寺の施食会法要は毎年7月30日に執り行われます。
施食会法要は塔婆供養です。6月末から7月初めに東林寺からご案内のお手紙を発送しますので、ご確認の上お塔婆をお申し込みください。施食会は仏教徒としての「わかちあう心」を表わした呼び名です。ご自分のご先祖様はもとより、この世における全ての御霊(衆生)に対してのご供養の法要です。我々が生きているこの世界は人間だけの世界ではなく、この世に存在する全ての命(衆生)と共に生きています。そのことに感謝し、宇宙という無限の世界の中で生きていることを感じることで心に安らぎを得ていただける祥縁の法要です。また、故人が亡くなって初めて迎えるお盆を初盆(新盆)といい、仏様になられ始めて多くの方々から衆生と共にご供養いただける法要となります。一人でも多くの方々にご供養お勤めに参加していただきたく願います。

お盆・棚経

7月13日~15日、8月13日~15日はお盆の時期です。お盆はご先祖様が家に戻ってこられる大切な行事の一つです。13日の夕方に迎え火を焚き、戻られる15日の夕方、あるいは16日の朝に送り火を焚きましょう。ご先祖様の供養とし、お寺から住職を招きお経をあげることをお勧めします。

盆棚

地域、家によって様々な形態があります。机などを用い、白布などを敷き、香炉やろうそく立てを置き、お仏壇からお位牌を移します。
お供え物には、キュウリの馬とナスの牛をはじめ、水の子(生米とさいの目切りにしてナスとキュウリを混ぜたもの)、夏の野菜、果物、乾物などを用います。

新盆供養

新盆の供養は特に手厚く営みます。亡くなった方を初めて家にお迎えしますので、できれば自宅にお寺の住職を招いてお経をあげる(棚経)のがよいでしょう。
6月末から7月初めに東林寺からご案内のお手紙を発送しますので、ご確認の上、棚経をお申し込みください。

盆棚の一例

①乾物(かんぶつ)
②ほおずき
③青竹(あおだけ)
④草縄
⑤位牌(いはい)
⑥燭台(しょくだい)
⑦茶湯器(ちゃとうき)
⑧お膳(おぜん)
⑨華瓶(けびょう)
⑩水の子
⑪夏野菜や果物
⑫キュウリの馬
⑬ナスの牛
⑭線香差し(せんこうさし)
⑮鈴(りん)